限度額は高いほうがいい?

法人カードは会社のさまざまな経費の支払いに使うため、すぐに限度額に達してしまうことがないよう、限度額は高めに設定できるものを選ぶことが大切です。

 

注意したいのが、「月々200万円の経費を法人カードで支払いたい」場合に、「限度額200万円の法人カード」を選んでしまうケースです。なぜこの選び方が良くないかというと、クレジットカードは利用日から実際に指定口座からの引き落としが完了するまでに、1〜2ヵ月のずれが生じるからです。限度額に余裕がないため、このままだと、毎月の支払いができない状態に陥ってしまいます。

 

法人カードの引き落とし日が「月末締め翌月末引き落とし」のケースで、具体的に確認してみましょう。例えば、10月に法人カードで200万円利用した場合、利用額は10月末に確定し、実際に引き落とされるのは11月末になります。

 

この法人カードの限度額が200万円の場合、口座から引き落とされる11月末までの間は、まだ10月分の支払いが完了していないためカードが使えなくなってしまうのです。このような事態を防ぐためにも、なるべく余裕のある限度額が設定できる法人カードを選ぶことが大切です。

 

とはいえ、急な支出があった場合は余裕ある限度額を設定できるカードでも、不足してしまうことがあるかもしれません。そのようなときに便利なしくみとして、三井住友カードの法人カードには、カード締め日の翌日に利用枠がリセット(クリア)されるマンスリークリア方式があります。締め日と支払い日の時間差を気にすることなく、毎月の利用限度額だけ注意をしておけばよいため、安心して使えます。

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