法人カードの限度額の決まり方

法人カードの限度額とは?

クレジットカードの限度額とは、そのカードでいくらまで利用できるのかを意味します。基本的にはクレジットカードの限度額を超えると、前月分の請求が引き落とされるまで利用できなくなってしまうため、注意が必要です。

 

法人カードでは、会社関連のあらゆる経費を支払うことになりますので、個人向けのクレジットカードよりも限度額を把握しておく必要があります。

 

法人カードの限度額は、企業ごとに審査によって個別に設定されます。企業活動を円滑に行うことができるよう、個人向けのクレジットカードよりも限度額は高めに設定される傾向があります。
また従業員ごと、取引ごとの個別の限度額を設定できるカードもあります。従業員ごとに利用できる金額の上限を決められるため、支出を効率よくコントロールできます。

 

なお、法人カードには限度額の引き上げの手続きができるものもありますので、その点も確認しておきましょう。

 

法人カードの限度額が決まる要素

法人カードの限度額は、おもに「発行会社」「カードのランク」「審査」の3つの要素によって決められます。

 

発行会社による違い

VisaやMastercardRなど、同じ国際ブランドの法人カードでも、発行会社が違うと限度額も異なることがあります。なお、基本的には発行会社が同じであれば、同じランクの法人カードの限度額は同額で設定されています。

 

カードのランクによる違い

個人向けのクレジットカードと同様に、法人カードの場合もカードのランクが限度額に影響します。基本的には、ランクが上がるごとに限度額も高くなっていきます。

 

例えば「三井住友ビジネスカード」の場合は、クラシック(一般)カード → ゴールドカード →プラチナカードの順にランクがあがっていきます。

 

審査による違い

法人カードの限度額は、カード会社の審査によって決まるケースもあります。一般的には、法人カードを申し込む際に希望する限度額も併せて申請しますが、カード会社や法人カードの種類によっては、審査のみで限度額が決められることがあります。

 

法人カードの審査基準は非公開となっていますが、法人代表者のクレジットヒストリーや法人設立からの年数、経営状態など、代表者個人の信用情報や法人の信用情報などが審査されます。

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